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どうぞ、高田馬場<トムテック>にお越し下さい。経験に基づいたいろいろなアイディアがあります。
<「リビングのシアター化計画」>

ここで大切な事は、家族の憩いの場であり、1日の中で1番滞在時間の多いスペースになるであろうと考えなくてはいけません。出来れば「普段は採光条件の良い明るい部屋」にしたいと思いますし、来客時には寛いでもらえるスペースで、当然家族団欒のスペースでなくてはいけません。ソファーがあり、ローテーブルを置かれる事でしょう。今まで使っていたTVも置く事になるでしょう。それらを一緒に考えながらお部屋のレイアウトを考えていきます。
ポイントは4点。
@<スクリーンスペースを決めましょう。>

どこの壁面を利用してスクリーンを降ろすかを決めていきます。
「ドアのある方向はまずい」とか「ベランダへの引き戸がある」とか、なかなか思うに任せないところがあります。置かなくてはいけない家具もあるでしょう。しかし空いている空間はあるはずです。お部屋のセンターラインにこだわる必要はありません。スクリーンを降ろすスペースで決めるのです。
スクリーンサイズについて。スクリーンサイズを決めるにあたり「いままで28インチのTVを見ていたから、80インチ位のスクリーンでいいんじゃないのかなぁ」という方法でサイズを決めるのではなく、空いている空間にスクリーンをはめ込んだ場合、「これくらいの大きさでなんだかピッタシだな。」という方法で決めていきます。何インチになるかは結果です。
A<AV機器の設置場所を決めましょう。>

新築時におけるAV機器の設置場所はとても重要です。その位置にコンセント・アンテナ・電話モジュラージャックを施工し、スピーカーやプロジェクターへのケーブルを配線する為の配管が集中する場所になるからです。そのため完成後、AV機器の設置場所の移動(模様替え)は実質不可能な状況になってしまいます。スクリーン下に機材を置く、視聴位置のやや前方の左右どちらかの壁面に置く、が一般的でしょう。後方に機器を設置するのは、操作性なども考慮して避けたほうが賢明です。
機材を隠したい場合は、多くの場合造作家具を作りその中に設置することを考えるのですが、リモコンが効かなくなる事を想定して考えましょうスピーカークラフトのIRシステムなどもありますので操作性を考えて決めましょう。
B<スピーカーの配置を決めましょう。>

リビングシアターの場合どうしても解決しなくてはいけない問題がここにあります。ホームシアター=5.1chシステムとまでいわれます。すなわち5本ないし7本のスピーカーとウーファーを部屋のある一定の位置に配置し取り付けなくてはいけないからです。「リビングにそんなものを」と家族の非難の声が聞こえてきそうです。押しの強さと、理解があればフロントの3本はフロアータイプを選択し、エフェクトスピーカーを天吊りにしましょう。次が全てのスピーカーを天吊りにしてフロアーを有効利用できるよう考えましょう。意匠的にエフェクトスピーカーをインヲォール(埋め込み)にするのも良いでしょう。天吊りにする場合、オーディオ的要素を少し犠牲にしてコンパクトでオシャレなスピーカーを選び位置と設置方法を決めます。
C<プロジェクターの設置方法を決めましょう。>

極端な事を言うと、プロジェクターはなんでも良いのです。@の条件に合ったプロジェクターを選択すればよいのです。三管プロジェクターと液晶プロジェクターの場合は視聴位置の大体真上かやや後、DLPプロジェクターの場合はもう少し後方になります。
設置方法は天吊り設置が基本となります。使うときだけ収納から出して設置することは避けましょう。あくまで固定設置です。
三管プロジェクターや液晶プロジェクターの場合天吊り金具を隠す程度のプロジェクター設置用折り上げ天井にするのも圧迫感を抑えよいと思われます。DLPプロジェクターの場合、スクリーンとプロジェクターがお部屋の端々に来る事が多いようです。またDLPプロジェクターの場合シフト機能が充実している事が多いので、天袋形態の収納を作り高い位置に置き設置することも有効です。


これら4つのポイントを抑えながら、お部屋のレイアウトを考えハウスメーカー(工務店)さんに補強や配管の依頼をしましょう。

お読みいただき、ありがとうございます。これらは全て私の経験上の事項です。これから家を建てよう・マンションにリフォームを掛けようとされている方で、ホームシアターに興味をお持ちの方は一度、浅田を訪ねてきてください。1時間半〜2時間のお話になりますが、きっと参考になるお話が出来ると思います。いままで興味がなかった方から本格的に導入しようとされている方(あまりディープですとついて行けない場合があります。m(__)m。)まで、設計に絡むお話からさせていただきます。
お気軽に、お問合せください。